マレーシア就職!求職者インタビュー(30代男性)
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- 5月2日
- 読了時間: 10分

みなさんこんにちはCS MALAYSIAのAyaです!
今回のブログでは、マレーシアで働く30代男性Keisukeさんへのインタビューをお届けします。
ワーキングホリデーでの約2年間のオーストラリア滞在を経て、なぜマレーシア就職を選んだのか?
現地での生活や仕事の様子、そしてこれから海外就職を目指す方へのアドバイスまで、リアルな声をお届けします。
オフィスまでお越しいただき、ありがとうございました!
ぜひ最後までお読みくださいね😊
インタビュー目次
ワーホリとマレーシア就職のきっかけ

はじめにオーストラリアでワーホリをしようと思ったきっかけは?
きっかけは22歳の頃、周りの同世代がどんどん起業したり活躍しはじめて、「このままじゃ置いてかれるな」って焦りを感じたことでした。
当時、僕は自動車整備の専門学校を卒業して、トヨタで働いていたんですけど、安定はしてるけど給料には満足できなくて。あとは「このまま一生この仕事をするのか…?」ってモヤモヤしてました。
そんな時に、たまたま電車に乗ったら、目の前に留学フェアの広告があって。「これだ!」って思って、すぐ留学エージェントへ連絡しました(笑)。
本当はアメリカ留学を希望してたんですけど、学費も生活費も含めて300万円近くかかることを知り、それは高すぎるな…と思い断念しました。で、エージェントに趣味を聞かれたとき「バイクと車が好きです」って答えたら、「じゃあオーストラリアが合ってるよ!」と勧められました。担当者の方の感じも良くて、その勢いでオーストラリアに決めちゃいました。
僕はオーストラリアに行くと決めた次の日、会社に辞表を出しました。もちろん、会社の人からは反対をされ「せっかく大手自動車会社に入ったのに」って止められたり、「学もないのに海外行っても仕方ない」なんてことも言われましたけど、それでも「今動かなきゃダメだ!」って思ってました。母には、「逃げでないのであればいい、自分のやりたいことをしなさい」と言われ、家族の理解があったのは良かったです。
オーストラリアで最初はどんな仕事をされていましたか?
最初に働いたのは、ミートファクトリー(食肉工場)でした。
いわゆる「ファームジョブ」に分類される労働の一つなんですが、一応ローカルジョブ扱いで、当時の時給は25ドル(約1,800円)くらいでした。
その地域ではかなりの高時給で、「工場やファームがいちばん稼げる」って印象でしたね。
お仕事を探す時に大変と聞きますが、実際どうでしたか?
仕事を探すときは、もう「ガッツ」が必要ですね!!
わからないことがあっても、自信を持って行動するのが大事かと思います。
ワーホリに行ったけど、仕事が見つからず帰国したっていう人も中にはいるじゃないですか。
履歴書を100枚配ったとしても、自分のことをアピールできなきゃ意味がないし、「選り好みしすぎると、いつまでも決まらない」と思います。
英語が不安な人は、ジャパレス(日本食レストラン)とか、英語がなくてもできる仕事からスタートするという選択肢をした方がいいです。
レストランやカフェで働いてる子たちの中には、最初はキッチンからスタートして、徐々にホールへ、そして英語を使うポジションへ、って感じで段階を踏んでレベルアップしてる人も多かったですね。
■なるほど…どこの国でも自分をアピールするっていうのは大事ですよね! 2年のワーホリを経て、そのままオーストラリアや他の国で仕事をしようとは思わなかったんですか?
実は最初、オーストラリアに残って働くことも考えてました。でも現地で出会った永住権持ちの日本人が、スローライフは送ってるけど仕事にやりがいを感じてなさそうに見えたんですよね。
もちろんそれが悪いわけじゃないんです。ただ自分は「もっと情熱持って仕事したい!」って思ってたので…ちょっとスローライフとは違うのかなと感じました。
あと、アジア人差別も正直ありました。英語ができないと、話しかけても無視されたりとか。2年もいたのに、自分の英語力も思ったより伸びてなくて。帰国時の入国審査で英語が全然わからなくてショックだったのも覚えてます。
それに、永住権が取れるかもってなったときに、「本当にオーストラリアで一生過ごしたいのか?」って疑問が湧いてきました。
他にも行きたい国があると思って、永住権を取るのではなく、「世界一周しよう!」と思ったんですけど、ちょうどコロナになってしまって断念しました。ただ、その代わり半年で日本一周をして、他の海外に行こうと思いました。
本当はアメリカに行きたいという憧れを抱いていたのですが、生活費が高すぎるし、英語力に自信もなかった。だったらまずは、もう少しハードルの低いところで英語に触れながら実務経験を積みたいと思って、アジア圏に目を向けてみました。
なぜマレーシアで就職をしようと思ったんですか?
最初はアジア圏で探していて、特にマレーシアが絶対に良いという理由ではなかったです。
フィリピン・タイ・マレーシアあたりがいいかなと思い、色々検索をしていました。
そこでCS MALAYSIAさんに連絡をする機会があり、面談をしたところ、フィリピン・タイでもお仕事はあるけれど給与が低いということを知りました。
マレーシアだったら未経験でもそれなりの給与がもらえる、ビザも取りやすい、英語環境で働けるということを知ったので、マレーシアに決めました。
ずっとマレーシアに住むというよりかは、次のステップアップとして、チャレンジしたいと思い決めました。
マレーシアでの生活について(オーストラリアとの違い)
オーストラリアと比べて、マレーシアの生活ってどんなところが違いますか?
まず、一番大きいのは生活コストの違いですね。
オーストラリアのワーホリの時は、最初にかかった費用がざっくり70万円くらいでした。
学校の入学金や滞在費、ビザ申請費用なんかが全部含まれてます。
家賃も高くて、当時は週190ドルくらい(約2万円)のシェアハウスに住んでました。今だともっと高いんじゃないかな。
それに比べて、マレーシアは家賃も食費も全体的に安いです。もちろん場所や生活スタイルによりますけど、日本の都市部と比べてもかなりコスパはいいと思いますね。
それから、やっぱり人種差別が少ないのも大きいです。
オーストラリアでは、アジア人ってだけでちょっと距離を置かれたり、英語がうまく話せないと相手にされなかったこともありました。正直、悔しい思いもしましたね。
でもマレーシアは多民族国家だから、日本人が特別視されることもないし、みんなフレンドリーです。英語がペラペラじゃなくても、ちゃんと聞いてくれたり、助けてくれたりする。
この「居心地の良さ」は、マレーシアならではだなって感じます。
ただ正直、自然の多さと環境はオーストラリアの方が好きですね。
クアラルンプールは都会なので近くに海がなく、オーストラリアと比べると自然も少なく、ちょっと残念ですけど…クアラルンプールから離れれば綺麗なビーチもあると聞くので、悪くはないなと思います。
マレーシアでのお仕事について

現在はどのようなお仕事をされていますか?
今はショッピングサイトのカスタマーサポートをやっています。
具体的には、「荷物が届かない」という配送状況に関しての問い合わせに対応しています。
電話が中心で、サイトを利用する日本のお客様のサポートですね。
お客様対応チームは全体で80人くらいいて、配送チームには20〜30人います。そこのチームは日本人のみならず、ローカルや外国籍の方も数人います。
職場の雰囲気はどうですか?
すごくフレンドリーですね。日本のような堅苦しいオフィスではないです。上司や先輩にも相談しやすくて、困ったときにはちゃんとフォローしてくれます。
電話待機中は、先輩方に仕事の相談や雑談することも出来るので、職場環境は良いと思います。
ただ、シフト勤務でそれぞれの退勤時間が違うので、仕事終わりにみんなで飲みに行く、みたいなのはあまりないです。でも、仲良くしている同期や先輩とは休日に飲みに行くこともありますよ!
研修やOJTはどうでしたか?
入社してからは、2〜3週間くらいの座学研修がありました。その後はOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)で実際に電話対応を始めました。
最初のトレーニング期間は、1日に5件くらいの電話を取る感じからスタートしました。その後、だんだんコールにも慣れてきて、今はスムーズに数十件対応できるようになりました。
この仕事のやりがいってどんなところですか?
やっぱり、お客様から『「ありがとう」って言ってもらえる瞬間』はすごく嬉しいです。
「電話してよかったです」とか、「スムーズに対応してもらえて助かりました」って言われると、本当にやっててよかったなと思いますね。
コールセンターってすごいクレーム対応を受けるというイメージを持たれがちなんですけど、8〜9割は本当に困っている人からの問い合わせなんですよ。最初から怒っているお客様からの連絡は1日に1本~2本受けるか受けないかくらいです。僕は困っている人の力になれて、「解決できました!」って言われたときは、達成感があります。

海外就職を悩んでいる方へ

今後のキャリアについては、どんなふうに考えていますか?
今の仕事では、「チーム内でトップパフォーマーになりたい」という目標があります。
どうやったらもっと早く、正確に対応できるか、日々試行錯誤してますね。
ただ、ずっとこの仕事を続けていくかと言われると…正直、オペレーターとしてキャリアを終えるつもりはないと思ってます。
社内には他にもいろんなポジションがあるので、将来的には人事(HR)とかトレーナーみたいな仕事にもチャレンジしてみたいですね。
これからマレーシア就職を考えている方に、何かアドバイスはありますか?
そうですね…自分の経験から言えることはいくつかあります。
まず、未経験でもチャンスがあるということ。
僕もコールセンターの経験はなかったけど、しっかり研修があるし、ちゃんとフォローもあるので、未経験の方でも大丈夫です。
それと、英語が苦手でも大丈夫です。
マレーシアは英語が話せる人が多いけど、みんながネイティブなわけじゃない。僕より英語が話せない人も普通に働いてます(笑)。
だから、「英語ができないから無理」って決めつけないでほしいですね。
あと、マレーシアは差別が少ない国だと感じてます。
オーストラリアではアジア人というだけで多少壁を感じることもありましたが、ここでは日本人であることに対してポジティブに受け止めてもらえることが多いです。これが一番マレーシアに来て良かったと思いました。
就職活動のスピード感ですが、これも日本とは全然違います。
僕の場合、エージェントから紹介を受けてから内定までは本当に早かったです。1週間以内で決まりましたね。
書類もすぐに提出しないといけないので、事前に準備しておくといいと思います。
面接では、コミュニケーション力や意欲のほうが大事にされてる気がします。僕自身は話す事が好きなので、コミュニケーション能力が高いこと、とにかく「やる気」を前面に出すようにしてました。
最後にですが、ワーホリは自由だけれど、ワークビザ(就労ビザ)となると自分は「外国人」で「海外で働かせてもらっている」という考えは忘れないようにしています。マレーシアは就労ビザのサポートもあるので、自分がお金を払うのではなく、雇用先の会社が全部負担してくれます。これは本当にありがたいですね。
マレーシアは、色んな年齢層の方々がチャレンジできると思います。会社にも40代・50代で初めて海外就職を実現したという方々もいらっしゃいます。
初めて海外で就職するとなったら、マレーシアは第一歩としてお勧めできると思います。
また、マレーシアをキャリアの“ゴール”ではなく“ステップ”として考えるのもアリだと思います。
ここで経験を積んで、さらに上を目指すっていう考え方もありますよ!

いかがでしたでしょうか。
海外で働くって、やっぱり勇気がいることですが、Keisukeさんのように「まず一歩踏み出してみる」ことが、未来を大きく変えるきっかけになるのかもしれません。
CS MALAYSIAでは、あなたのマレーシア就職を全力でサポートします。興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
それでは、また次の求職者のインタビューをお楽しみに!
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