【2025年10月義務化】外国人も対象!マレーシア版「年金制度」EPFとは?
- A C
- 8月15日
- 読了時間: 3分

「EPFって聞いたことあるけど、よく分からない…」そう思っているそこのあなた!
この記事では、『マレーシアの年金制度「EPF(雇員積立基金)」』について、初心者でもわかるように解説します!
2025年10月から私たち日本人(外国人)にも加入が義務化されるこの制度。仕組みや日本の年金との違い、手取りへの影響まで、順番に説明します。
目次
EPFとは?マレーシアの年金制度の仕組み
EPF(Employees Provident Fund)は、マレーシアの退職金積立制度です。
毎月の給与から一定額を天引きし、会社も同額を負担。あなた専用の口座に積み立てられ、EPFが投資運用します。
▸EPFの基本ポイント
・積立方法:給与天引き+会社負担分
・運用方法:株式・不動産・債券などへの分散投資
・受け取り時期:原則55歳以降(外国人は本帰国時に一括受取可)
例えるなら、「会社と一緒に貯める将来のための大きな貯金箱」です。
EPFと日本の年金制度の違い

日本の年金は「現役世代が高齢者を支える仕組み(賦課方式)」ですが、EPFは自分でためて自分で使う個人積立型です。
2025年10月から外国人もEPF加入が義務化

・いつから外国人もEPF加入が必要?
→2025年10月分の給与から対象(納付は11月15日まで)。
・対象者は?
→マレーシアで働く有効な就労パスを持つ外国人全員。
・拠出率(積立割合)は?
従業員:月給の 2%
会社(雇用主):月給の 2%
・手取り減額はどれくらい?(RM8,000の場合)
自分の負担:RM160(手取りが160減)
会社負担分:RM160(口座に追加積立)
※税務上の取り扱いは最新のLHDN(マレーシア内国歳入庁)の運用に従います。会社のペイロール方針も踏まえ、入社先HRで必ず最終確認してください。
まとめ:EPF制度は将来のための貯蓄型年金
☑ EPFはマレーシア版の退職金制度で、自分専用の積立口座を作る仕組み
☑ 日本の年金とは仕組みが大きく違い、外国人は帰国時にまとめて引き出せる
☑ 2025年10月から外国人も加入義務化され、手取りはほんの少し減るが将来の資産になる

★マレーシアで働く予定がある人は、入社時に「EPF開始日」と「帰国時の引き出し方法」を確認しましょう。
参考リンク(出典)
・Employees Provident Fund (EPF) Official Website – EPFの公式制度情報
・Ministry of Human Resources Malaysia – 雇用・労働政策関連
本記事の内容は作成時点の情報をもとにしています。制度や条件は変更される場合がありますので、最新の情報については必ず公式な政府機関のウェブサイトまたは所属先の人事部にご確認ください。
いかがでしたでしょうか。EPFについては理解できましたか?
すでにマレーシアに住んでいる方で日本での年金を停止している方にとって、EPFは老後資金の代替かつ将来の資産運用の土台になるかもしれません。長期的な視点で、しっかりと運用方針も考えておきましょう!